理事長挨拶
昨年も国内外の厳しい情勢の中で、私たち日本詩吟学院は、この法人の拠って立つところを見定め種々の事業を展開してまいりました。おかげさまで、第６９回夏季吟道大学講座や第３０回全国優秀吟者吟道大会、第１３４回全国吟道大会（札幌市）をはじめとした吟道普及のための基幹事業を予定通りすべて執り行うことが出来ました。これも偏に、全国の認可団体および認承団体の会員ならびに吟友の皆様のご理解とご協力によるものと深く感謝申し上げます。指導者ならびに運営者の皆様におかれましては、本質を見誤らず吟道を普及されていくこと、会員の皆様が従前通り吟詠活動を楽しまれていくこと、これから詩吟を始めてみたいと思う方への魅力的な運営をされていくこと等、これらの狭間で、引き続き様々な模索をされ闘ってこられたことかと存じます。そのご努力に心からの敬意を表し御礼申し上げますとともに、会員高齢化の現実に正面から向き合い、詩吟を知らない方々に如何に楽しんでいただくか、私たち自身が「吟道精神」に悖る言動はとっていないかなど、改めて初心に立ち返るべきであると役員一同感じております。
引き続き日本詩吟学院が名実ともに我が国吟界の指導的役割を果たすべく、創立の理念をあらためて肝に銘じ、公益社団法人として吟道を通じ社会に貢献するという揺るぎない姿勢を持ち続けていきたいと願っております。日本の誇るべき精神文化であり伝統芸能である吟道を正しく継承していくこと、何より、会員皆様並びにご関係各位が心身ともに健やかであられ詩吟を楽しみ心豊かな人生を過ごされること、そしてその喜びを一人でも多くの方々にお伝えしていただくことを希望します。
また、詩吟に少しでもご興味のある方は、ご覧のサイトの「教室を探す」ページからお近くの教室を検索していただき、お声掛けをしていただければ幸いです。
このホームページをご覧いただいた皆様の毎日が素晴らしいものとなりますよう心より祈念申し上げます。