おしらせ

事業主催者の運営指針

 新型コロナウイルス感染症の終息なき現況で事業を開催するにあたり、全国の認可団体ならびに認承団体、および各団体における教室等の組織、さらには会員個人におかれましては、下記事項を十分に確認し理解のうえ取り組んでいただくよう、改めて本通知を発信いたします。
 つきましては、機関誌『吟道』本年10月号にも同内容を掲載し、吟友個人にも周知徹底をお願いいたしますが、団体代表者におかれましては、貴団体内の関係者に本文書内容を周知していただくよう宜しくお願い申し上げます。

1.引き続き制約下での事業開催
 本年度事業計画書に記載の総本部主催事業は、現況実施されるものが多いですが、その内容・実施方法はあくま
でもコロナありきの前提で、状況に応じた対策を講じたうえでの開催を予定しています。直前のさらなる変更も含
めて、種々の制約が伴う形であり、当然ながら全てがコロナ以前同様ということではありません。
誤解や拡大解釈から、地区・団体等においても、気の緩みが否めないような催事の実施や個別行為が行われない
よう注意願います。
2.行政および施設等の指示に従う
 政府による全国的な行動制限がとられない中で、各自治体による地区地域に応じた措置がとられています。
公益法人としてこれらに反する活動をしてはならないのは当然であり、認可団体および認承団体は当法人を構成
する社員等として同じく遵守していただく必要があります。よって各団体内の教室等の組織や個人について、団
体として管理していただく必要があることは言うまでもありません。
3.学院のガイドラインを遵守する
 行政および施設等の指示に従うのは最低限のルールであり、各団体の事業主催者としては「高齢者が多いこと」
「発声を前提とする」「やむを得ず会食場面が生じる」等の内容に応じて、ルールを守るのみならず個別の措置が
必要であることも、学院から発信済みの「ガイドライン」や各種通達で初期からお願いしてきているとおりです。
再度確認をお願いいたします。

令和2年7月16日付・2公日総第052号
機関誌『吟道』令和2年8月号にも掲載
令和3年6月8日付・3公日総第048号
機関誌『吟道』令和3年7月号にも掲載
令和4年3月25日付・3公日総第161号
機関誌『吟道』令和4年4月号にも掲載
4.施行中の特例措置を確認する
 前述のとおり、令和4年度は、自ら設けたガイドライン等の中で実施方法を都度検討しながら行う予定ではあり
ますが、既に発信済みの審査特例措置等は現在も施行中です。団体内で再度確認のうえ活用されることも検討願い
ます。

参考①「段伝位審査ならびに師範位等認許に関する特例措置について【確認と変更】」
令和2年8月12日付・2公日総第062号
※但し同通達の3(1)項については別通知で変更済み。
5.日本詩吟学院の一員として
 およそ2年半に亘りお願いしてきたとおり、吟道の灯を絶やさず日々の吟詠活動を行っていくことと、吟友個々
の安全安心の担保・社会的責任を全うすることの両立には並々ならぬ努力と今までにない創意工夫が必要です。
また、皆様の行動・運営が貴団体の内部にとどまらず全国の吟友・団体に影響を及ぼすという自覚をお持ちいただ
くよう切望します。
 運営においても前例踏襲の愚に陥ることなく真の目的を見失わぬよう臨んでいただく、いわば運営面での不易
流行を見極めるべき良いチャンスです。斯かる時期にこそ各団体並びに会員のお一人おひとりが、吟道家として
の自覚と矜持を持って行動していただくよう心より希望し、お願いいたします。
以 上

 

公益社団法人 日本詩吟学院
理事長 田邉岳璋